旅と弁当と買い物

旅に出るために毎日弁当を作っているのに、ついお買い物などをしてしまったりする日々の話

初めての羽田-那覇 ANAプレミアムクラス体験記

なぜか飛行機ネタが続きますが(弁当ブログなのになんでだろう?)、気にせず連投です。

先日、ド平日に人生初、羽田-那覇間をANAプレミアムクラスで往復してきた(しかも有休不使用)ので、忘れないうちにその体験記をしたためておこうと思います。

そもそもプレミアムクラスとは?

国際線の飛行機にはファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスといったランク付があるのは有名な話だと思います。

実はそれ、国内線版もありまして。

ANAなら「普通席」と「プレミアムクラス」。JALなら「ファーストクラス」と「クラスJ」というクラスが存在します。

具体的に何が違うのかは会社によって異なりますが、ANAのプレミアムクラスの場合は、こんな感じ。

プレミアムクラス専用チェックインカウンター

正直最近国内線のチェックインカウンターってほとんど使いませんが(Skipサービスばっかり)、プレミアムクラスの利用者専用チェックインカウンターが使用できます。

プレミアムクラスの座席数は全体の5%程度(1便につき21席とか)なので、空いてます。急いでいるときにはありがたいですよね(多分)。

プレミアムクラス専用保安検査場

これは嬉しい。だいたい保安検査場って混んでるので、待たずに通過できるのは助かります。

手荷物重量制限

普通席の2倍まで荷物を無料で預けられます(国内線で荷物あずけることはほぼないので私的にはあまりメリットを感じないけど…)。

優先搭乗

お手伝いの必要な人/小さいお子様連れ→ダイヤモンドクラス様、ときて、その後に搭乗できます。

Nonステータスのお手伝い不要な人が優先搭乗できるのはプレミアムクラスに乗る場合だけですね。

正直、優先搭乗より降りるのが早い(プレミアムクラスは普通席より前方に座席があるので)方がメリットかも。

預け荷物が優先して出てくる

預入荷物に優先タグをつけてもらえるそうです。まあ私はほぼ預けないので(以下略)

ラウンジ

ANAラウンジが使えます。飲み物無料(アルコール有り)。wifi使用可。電源有り。便利です。

食事

国内線なのに食事がついてきます。時間帯によって内容が違うのでお得感も違うのですが、お昼のお弁当は超人気なようです。

シートが豪華

普通席よりピッチも横幅も広いです。

また、いくらリクライニングしても後ろの人に迷惑がかかりません。

さらに、一席ずつしっかり区切られているので隣に知らない人がいても普通席ほど気になりません=つかれません。

でも、お高いんでしょう?

もちろん全く安くありません(笑)。 購入時にプレミアムクラスを買おうと思ったら、普通席の4倍くらい払う覚悟を決める必要があります。

例えば、2019年11月某日の羽田沖縄の料金を調べてみると

正直、いくら上記のような特典があるからといって、貧乏人にこのお金を払うのは無理。普通席に3回くらいのれちゃうじゃん!!

と、一瞬思うのですが。一応もうちょっとお安く利用する方法もありまして。

  • 追加料金を払ってアップグーレードする
  • アップグレードポイントを使ってアップグレードする
  • 株主優待券を利用する

一番上の「アップグレード」の場合は、那覇・羽田間の場合片道14000円を追加することでエコノミーからアップグレードすることが可能です。

今回私はこれを使ってプレミアムクラスに乗りました(方法は後述)。

二番目は前年にいっぱいANAに乗るともらえるアップグレードポイントを使用する方法ですが、我々いっぱんぴーぽーには縁のない方法なので割愛。

三番目は株主優待券を持ってると一般料金よりはちょっと安い料金でプレミアムクラスのチケットが買えるサービスです。確かに普通に買うよりは安いですが、アップグレードには負けます(購入時点で座席が確保されるので当たり前ですが)。

追加料金を払ってアップグレードする方法

  1. とりあえず普通席のチケットを買う(SUPER VALUEでもOK)
  2. 搭乗2日前の0:00〜搭乗20分前までにANAのサイトからチケット情報を確認する(アプリでもOK)
  3. 対象便の詳細情報に「アップグレード手続き」と出ていたらそれをクリック
  4. クレジットカード情報を登録して申し込み

以上です。簡単! (ちなみに支払いはクレジットカードのみなのでご注意を)

今回私は搭乗2日前の0:10くらいに手続きしたんですが、まだかなり空いてました。

が!

当日はバッチリ満席の上にキャンセル待ちも結構いらっしゃいましたので、できるだけ早めに手続きした方が座席確保の確率はあがると思います(だいたい、那覇行きで2日前の段階で10席以上空いてるとか、平日の午後しかありえないんですよねー、そもそも。人気あるらしいですよ)

往路

では、ここからは当日のレポートを。

その日は朝6:00に起き、家事と一泊分の荷造りをして8:00から13:00まで自宅で仕事(いわゆるテレワーク)。

13:00から昼休憩、ということで、この休憩時間を使って羽田空港に移動しました。

チェックイン

チェックインはいつも前だけは通るけど入ったことのなかったこちらへ…。

とはいえ、今や国内線はスマホのQRコードさえあれば搭乗できますので実はチェックインはSkipです。カウンターの前を通り過ぎ、保安検査場で手荷物検査を受けますが、ほとんど人がいなかったので一瞬で終了。

…そのままエスカレータを上がったところにあるラウンジに向かいます。

ラウンジ

ラウンジは座れないほどではないですが、結構混んでました。

ド平日の午後なのでビジネスマンっぽい格好の人が9割で、みんなPCを広げてカタカタお仕事をしています。

そこに混じって私も電源有りのカウンター席 に座って搭乗ギリギリまで仕事の続きをば。

喉がかわいてたのでコーヒーをいただきました。

お酒もあるけど今回はパス。 あっ、青汁はいただきましたw

国内線のラウンジは飲み物はフリーですが、食べ物はおつまみのみの提供です。

いざ搭乗!

15分ほど遅れましたが、搭乗開始。

しかし、いつも思うんですけどダイヤモンドメンバーの人多すぎじゃない?

こんなど平日(not 金曜ですよ)の午後に沖縄に飛ぶ便でもこんなにいるのか…!とビビるほどGroup1の列に人が並んでました。仕事っぽい人が多かったですけどねー。

わたくしの座席は真ん中の島の通路側。 しかし、広ーい。足伸ばしても前の座席に届かなーい!

ちなみにシートは横幅も広く、充電用USBもついてますし、結構リクライニングします。また、テーブルは前の座席の背もたれにくっついているのではなく肘掛に収納するタイプなので、シートをどんなに倒しても後ろの席の人に迷惑がかからないのは超いいです。

などとやってると、CAさんにご挨拶されます(私本日担当いたします〜ってやつ)。話にはきいていましたが、なんか、これ、めちゃめちゃ恐縮しますね。 庶民なんで慣れてないんですよ、この手のサービス…。

機内安全ビデオ

いや、これ別に普通席でも見れるんですが。

いつのまにこんな面白いやつに変わったの、ANAの機内安全ビデオ?と思ったら昨年末からだった模様。

今年は5月にも羽田-函館までANAに乗ってますが、あれは人が実演するタイプの案内だったので、今回初めて見ました。

いいですねこれ。降りる時のメイキング映像もいいですし。国際便だと喜ばれそうだよね。

www.youtube.com

食事(軽食)

さて、離陸後しばらくすると食事です。

16:00前の便だったので「軽食」でした。まあ、上品。

左上の箱の中身は焼き菓子でした(こちらは持ち帰りOKらしい)。

飲み物はペリエをいただきいました(アルコールもOKですよー)。いつもやっすい炭酸水しか飲んでないから、これらけでもちょっとリッチな気持ちになります(笑)。

食後にはコーヒー&クッキー。

その後、さらにCAさんが温かいものを勧めてくださったので(多分私がブランケットかけてホットコーヒー飲んでたから…。実際ちょっと寒かった)、スープもいただきました。

あのコンソメスープ好きなんですよねー。

機内のWi-Fiはちょっと微妙

近年はANAもJALも国内線のインターネット利用は無料で使えるわけですが、これはねえ、ちょっと微妙ですよ、奥様。

ぶっちゃけ、認証までに時間かかりすぎだし、認証通った後もhttp/httpsでさえ繋がらないこともあります。

すなわちソシャゲ、動画、通話は絶望的です。こないだのSAS国際線とは違ってポートは空いてるみたいでしたけど、単純に激遅なせいでぜんぜん使い物にならないと思います。

正直JALと比べてもイマイチなので、なんとか改善できませんかねえ、ANAさん…?

到着〜滞在13時間の過ごし方

軽食をいただき、Wi-Fiと格闘し、ちょっと本を読んだりしてたらあっという間に那覇空港に到着です。

2時間半って機内サービスがあるとほんとあっという間ですねえ。

ちょうど夕日が綺麗でした。

とりあえずみんなが撮ってるやつをパチリ。

那覇空港にくるのは実に10年ぶりのため、もはや何も覚えておらず(苦笑)。案内板をたよりにモノレールを目指し、県庁前駅で下車。

まずは本日の宿を目指します。

「ワイズキャビン&ホテル 那覇国際通り」に宿泊

1人で1泊だし。

翌朝8:00の便で帰るから朝食とかいらないし。

そもそも飛行機にお金かかるから安いのがいいし。

ということで、今回泊まった宿はこちら。

ys-cabin.com

こちらのスタンダードキャビンに泊まりました。

まあいわゆるカプセルホテルなんですけど、ここ、めっちゃよかったです

テレビあるし。大浴場あるし。タオルも館内着もアメニティーも一通りそろってます。

ちなみにお値段はExpediaで3000円ちょいでした。いや、寝るだけなら十分でしょ。

夕食は一応ソーキそばなどを

例え13時間しかいなくても、一応10年ぶりに沖縄にきたんだし。せめて沖縄っぽいものくらい食べて帰ろう!と、向かったのは先ほどゆいレールを降りた「県庁前駅」。

この駅に直結している「パレットくもじ」というデパート?の9Fにある「みの家」さんでいただきました。

https://earth-asia.wixsite.com/minoya-okinawa

ソーキそば&ゴーヤ天ぷら

ゴーヤが300円の割に大ボリュームでして。完食したけど結構苦しくなりました…。

ど平日の夜だったこともあってそこまで混んでもおらず、かといって店内にひとりぼっちということもなく、入りやすいお店で助かりました。立地もいいしね。

デザートはブルーシールアイス

一応沖縄にきたので、国際通りでブルーシールをいただきました。さとうきび味(ピントがひどい)。

しかし平日の夜なのに国際通りは人で溢れかえっていますねえ。

世の中どうなっているんだろう(お前が言うなという話もありますけど)。

復路

帰りは8:00初の便に乗りました。こっちも2日前にアップグレードしたプレミアムクラスです。

那覇空港のANAラウンジ

7:00ちょっとすぎに空港に着いたので、ラウンジでコーヒーをいただきました。

狭い狭いと噂では聞いていた那覇空港のANAラウンジですが、うーんこれは確かに狭い

ですが、まだ出発便が少ないせいか、朝はさすがに空いてました。

こんなものもありましたが、さすがに朝なので見るだけです(笑)。

朝食

おっと、往路に続きまたサンドイッチ(笑)。

機内エンタメ

復路は相変わらず微妙な接続具合のインターネット接続はさくっと諦め、機内コンテンツとして提供されている電子書籍に「きのう何食べた?」があったのでずっと読んでました。

小説は読みきるのが厳しそうですが、本(雑誌・漫画)が読めるのは意外といいサービスかもしれない。

新しめの作品とか、最近ドラマ化された作品とか読めると嬉しいかも。

ちなみにインターネットに繋げようとするとあまりにも通信速度が遅くてアレですが、機内コンテン閲覧は特にストレス感じませんでした(仕組み的に当たり前ですが)。

その他

往路はプレミアムクラスの先頭席にしたので、CAさんがドアロックをダブルチェックしているところや、着陸後に飛行機のドアが開くところなどを見ることができました。もちろん人生初です。

ちなみに、この便は定刻通り10:30ごろ羽田空港に到着したので、私は昼前には職場に出勤し、8時間ちょい働いてから家に帰りましたとさ。

まとめ

というわけで、ただプレミアムクラスに乗るためだけにド平日に沖縄に行ってきたお話でした。

本記事を読んでこれなら別に1泊せずに、行ったその足で折り返してくればよかったのでは?

と、思われた方もおられるかと思うのですが「それだと航空券が高かった」ので、やむを得ず1泊しております(みんな長く滞在したいので、夜の方が航空券が高い)。

そう、わざわざ平日に行ったのもその方が航空券が安い&プレミアムクラスが空いてるから、だったりします。

とにかく安く沖縄をただ往復したい場合、こんな方法もあるよってことでひとつご参考にしていただければ幸いです(勤務時間に自由がきかないと使えない手ですけどね…。半休を2日取得すればいけるかもしれませんが)。

そもそもなんでこんなおかしなことをするに至ったかにについては、またおいおい別記事にでもしたためたいと思います。