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【2019北欧の旅:飛行機編】スカンジナビア航空 SAS Go/Plus搭乗記

さてー。

アイスランド旅行最後の記事となる今回は、スカンジナビア航空(SAS)のエコノミー(往路)とプレミアムエコノミー(復路)の搭乗記をつらつらと記していきたいと思います。

そもそもなぜSAS?

私調べによると、日本からアイスランドに行くには次の4つがよく使われるパターンのようです。

  • スカンジナビア航空(SAS)でデンマーク経由
  • フィンエアーでフィンランド経由
  • ブリティッシュ・エアウェイズ でイギリス経由
  • ルフトハンザでドイツ経由

この中で一番料金が安いのは間違いなくSAS。 次いでフィンエアーです。

アライアンス的には順にスターアライアンス・ワンワールド・ワンワールド、スターアライアンス。

普段、陵でANAのマイルを貯めている私としては一見SAS一択かのように思えます(そのわりにJALのマイル特典航空券を使うことが時々あるのは、全て日本からフィンランド直行便を飛ばしているJALとフィンエアーのせい…)。

そう。過去、この会社にロストバゲージ+スーツケース破損をくらっていなければね。

そこがちょっとだけもやる。

※結局荷物は返ってきた&交渉の末破損は全部向こう持ちで直してもらいました

でも安い。でもなあ。ヘルシンキ慣れてるし楽じゃん。しかしこれだけ安いとなあ。でもコペンハーゲンも最近行ってないじゃん。ぐ、しかし何度見ても安い。でもSASって安いけど経費節減しすぎて「あれっ、LCCかな?」みたいなとこあるよ?10時間以上乗るし大丈夫か?いや、それにしても安い。どうみても安い(以下無限ループ)。

などと、一週間ほど検討した結果、やっぱり安さには勝てぬ。ということでSASをポチっ!としたのが今年の3月ごろのことでした。

往路:SK984 成田→コペンハーゲン(エコノミー)

というわけで。

時は流れて7月初旬。土曜日の午前中に成田を発つSK984コペンハーゲン行きの「エコノミー」に実際に乗りました。

しかしまあSASでのエコノミーこと「SAS Go」はほぼ満席。プレミアムエコノミーこと「SAS Plus」も満席(アップグレードリクエストできなかった)で、機内はぎゅうぎゅうです。

搭乗の様子を眺めていると、どうもどこぞの団体の視察っぽい一団がプレエコを陣取っていたみたいでした(多分お仕事ですね。うらやましい)。

エコノミーなのでシートは硬く、そして狭い。 ほとんど寝てたにも関わらず、途中お尻が痛くて目が覚めてしまった程度には硬い。

正直寝ていても疲れますが、それがエコノミーというものなので仕方ありません。でもほんと他に比べて安かったので仕方ない(まだ言うか)。

機内食1

さて。

出発して1時間ほどでドリンクサービス。2時間ほどで1回目の機内食です。

ちなみに食事時の飲み物は、ドリンクサービスのときにまとめてオーダーします(これが効率をあげるのにあまり貢献しているようには見えない…)。

ちなみにアルコールは最初のドリンクサービスの時だけ頼めます。以降は有料です。コーヒーや紅茶、水などは無料でいただけます。

食事のメニューは、エコノミーでは選べません(事前に特別食をオーダーすることは可能)。これ一択です。どん。

毎食、暖かいパンが付いてくるのですがこれはほんと美味しいんだよねー。あとはまあ欧州の機内食なのでお察しあれ(つまり普通です)。

機内食2

到着2時間前に軽食が出ます。

ピントが手前すぎてなんだかよくわかりませんが、要するにパンとサラダとジュースですね!うん、軽食!

(そういえば隣の席に座ってたお兄さんがジュースを持ち出していたけど、あれ、デンマーク入国時の保安検査で没収されたんだろうなあ)

EU圏内:レイキャビク・コペンハーゲン間SK6160/SK596

往路のコペンハーゲンからアイスランドまでは、SK6160=アイスランド航空の機体でした。SASとの共同運航便ですね。

ヨーロッパ内の路線ですが、機内エンタメシステムがついてたり(でも確かイヤフォンは有料)、ドリンクサービスもありました。

復路はSAS便SK596。

こちらもドリンクサービスあり。

この紙コップ、ほんとかっこいいなあ。

復路:SK983 コペンハーゲン→成田行き(プレエコ)

さて、ここからが本記事の本題です。

前記事でも書きましたが、復路はエコノミーからプレエコにアップグレードしてみました。

SASのアップグレードは最近よくある入札制です。 高い金額をつけた順に、アップグレード権利がまわってくるっていうアレですね。ANAの国際便にもありますよね、確か。

リクエストはSASのWebサイトからいつでも可。

入札額と落札したときに支払いを行うクレジットカードの登録をすると、リクエストが通れば搭乗2日前に支払いしたよ通知がメールで送られてくるという。

いくらぐらいで落札できるのか全く想像もつかなかったので、試しにほんと冗談みたいな金額を入札してみてたんですが(最低額ギリギリでした)、これがまさかの落札ですよ。奥様。

ブルーラグーンに行くバスの中でアップグレードしたよメールを確認した時はかなり驚きました。

搭乗する便の混雑具合にもよると思いますが(私が乗った便はプレエコは満席だったけどエコノミーは満席ってほどではなかった模様)、最初からプレエコを買うよりかなりお得に行けるので、だめもとでリクエストしてみるのがいいかも。っていうかするべき。だって、乗ってみたらエコノミーよりほんとまじ超快適だったので

プレエコ快適ポイント1:優先チェックイン&保安検査場のファストトラックが使える(ヨーロッパ圏内)

ビジネスならともかくプレエコで優先チェックインが使えるの珍しくないですか?

欧州の空港はチェックインも荷物預けもセルフでやればほぼ並ばないので優先チェックインのありがたみはないけれど、保安検査場のファストトラックが使えるのは大きいかと。

実際、私がカストルップ空港に到着した時、一般の保安検査場にかなり人が結構並んでいたので、空いてるファストトラック使えたのは嬉しかったです。

プレエコ快適ポイント2:国際線でも機内Wi-Fiが無料

これは本当にでかい。

国際線でWi-Fiが無料なのはかなりありがたい。

…と思ったんですが。

私の場合、まず接続するまでに一苦労。機内のWi-Fiに接続すると自動でログインページにリダイレクトされるって手順書には書いてあるんですが。これがなぜかされなくてですねー。

仕方がないからiPhoneのネットワーク情報を眺めて「多分これやろ」と思う場所にダイレクトにアクセスして、なんとかログインできたんですが。なかなかハードル高いな、って思いました。

あと、速度はものすごく遅いです。特にロシア上空。

また、httpとhttpsとメールサーバへのアクセスくらいしか許可されてないです、多分(公式サイトにアジア発着便は第一世代Wi-Fiを使用って明記されているので、通信量しぼるためにそういう制限をしてるんだと思います)。

なのでtwitterやインスタはみれますが、ソシャゲとかはできないし、なんならANAアプリで現在のマイルの確認もできませんのでご注意を(笑。

これを知らずにWi-Fiのために15ユーロはらっちゃいましたっていうのは中々ショックだと思うので。

プレエコ快適ポイント3:シートが広い

横幅もピッチも、エコノミーより随分広いです。

あと、座り心地が全然違う。ふかふか。

機内エンタメの画面もエコノミーより3インチほど大きめです。

プレエコ快適ポイント4:アメニティーがグレードアップ

エコノミーではお水1本がつくのみですが、プレエコはその他にも靴入れ用の袋、歯ブラシ、耳栓、アイマスクがついてきます。

さらに「ブランケットがエコノミー」とは全然違います。みてこの厚み。

行きにエコノミーのブランケットの写真を撮っておかなかったことを本当に後悔したんですが、行きはペラッペラのブランケットでした。…不織布?みたいな。

これがかけても寒いし、何故か咳止まらなくなるし、色々微妙だったんですが、帰りは全くそんなことなかったです。

ほんと、お か ね の ち か ら は い だ い だ

プレエコ快適ポイント5:機内食が選べる&ちょっとだけイイ

前述の通りSASエコノミーの機内食は選択の余地なしですが、プレエコだとメニューが2種類から選べます。

あと、デザートがエコノミーよりちょっとだけいいヤツになるらしい(まあ私の時はアメリカによくあるめっちゃ甘いケーキでしたが)。

こちらは1回目。

2回目は朝食なので軽めですね。でも往路と比べると品数増えてるのは一目瞭然です。あとコップがガラス製だね。

あっ、そうそう。エコノミーではアルコールは最初の1杯だけ無料ですが、プレエコは常時無料です。こんなところにも違いが。

プレエコ快適ポイント6:SASラウンジが使える

詳しくは前回の記事参照。

www.travel-bento-shopping.work

まとめ

プレミアムエコノミーってシートが違うだけで所詮エコノミーっていう印象が強かったんですが、SASはエコノミーとかなり差をつけていると感じました。

(というか、エコノミーがコストカットされすぎてほぼLCC説が濃厚ですが)。

でもほんと何度も言いますけどコペンハーゲンとかアイスランド行くなら他社より安いんですよ。

例えば、12月某日に成田・コペンハーゲンを移動する場合の最安値を比較すると、

航空会社 Economy PremiumEconomy
ANA +ヨーロッパ内で他社便に乗継 83880円 128010円
SAS 63810円 111310円

これSASの場合多分アップグレードならプレエコに10万円以内で乗れます…多分。 それにエコノミーも2万円違う。しかも片道のみの比較でこれということは、往復だともっと違うというわけでして。

4万円あったらいいホテルに泊まれるし、なんなら3泊以上長く滞在できますし…。大きいですよねえ。やっぱり。


というわけで、みなさまもし今後SASさんに乗る機会がありましたら、ぜひアップグレードをば!おすすめです!とうことで。

2019年の北欧旅の記事はこれにて終了!また来年、ヨーロッパ!




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